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グループホームの仕事内容は?職種ややりがい、大変なこともご紹介

グループホームの仕事内容は?職種ややりがい、大変なこともご紹介

グループホームは、介護保険の地域密着型サービスのひとつで、認知症の方が少人数で共同生活をする入居施設です。
「慣れ親しんだ地域で自分らしく過ごしたい」という入居者様に寄り添い、食事や入浴、排せつなどの日常生活の支援や機能訓練、レクリエーションなど、笑顔を大切にしたケアを行います。

グループホームへの就職や転職を検討している方は、具体的にどんな仕事をするのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、グループホームの仕事内容や働くメリット、施設の特徴などを紹介します。
グループホームの仕事に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。 

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 グループホームってどんな施設?  

グループホームは、正式名称を認知症対応型共同生活介護といい、1ユニット※ 5~9名の少人数の入居者様が家庭的な環境で共同生活をする、認知症ケアに特化した介護施設
です。

一人ひとりに合った認知症ケアや他の入居者様との交流を通じてなじみの関係を築くことで、認知症の進行を穏やかにし、できる限り自立した生活を目指します。

参照:厚生労働省 認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)

ユニットとは、複数の居室(個室)と居間、食堂、台所などで構成される生活空間のこと

引用:厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索 20. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

グループホームで働く介護職員の仕事内容 

グループホームで働く介護職員の仕事は、入居者様の残存能力を生かしながら、可能な限り自立した生活を長く続けられるようにサポートすることです。

少人数のユニット制により、ご自身のペースで安心して生活していただけるように寄り添ったケアを提供します。

それでは、グループホームで働く介護職員の主な仕事内容について具体的にみていきましょう。

身体介護

入居者様に対して、入浴や食事、排泄、移動、移乗などの身体介護を行います。

 全ての動作に介助が必要な方、一部の動作に介助が必要な方、声掛けや見守りで対応できる方など入居者様によって介助方法はさまざまです。

グループホームの入居者様の中には、脳梗塞や脳出血によって脳血管性認知症になった方もいらっしゃいます。

身体の麻痺によって動作に介助が必要な方も多く、中には食べ物を飲み込む力が弱くなり、飲み込んだ食べ物が誤って気管に入ってしまうリスクが高い方もいらっしゃるため、身体状況に合わせた食事形態の工夫や安全な介助など個別性の高い介護が必要です。

生活援助

グループホームでの掃除・洗濯・料理などの生活援助は、介護職員とともに入居者様同士が共同して行う場合が多いです。

 認知症対応型共同生活介護という名前のとおり、食器洗いや料理の盛り付け、洗濯物畳みなどを入居者様の身体状況や能力に合わせて家事を分担し、安全に配慮しながら行います。

できる範囲で家事に参加していただくことで、メリハリのある生活や残存機能の維持・向上につながるでしょう。

健康観察・管理

入居者様が健康で穏やかな生活を過ごすために、健康状態の把握と服薬管理も重要です。

小さな変化を見逃さないために日々のバイタルチェック(意識・脈拍・呼吸・体温・血圧の測定)は欠かせません。

それぞれの入居者様に処方された薬を医師の指示通りに服薬できるようにサポートするのも介護職員の仕事のひとつです。誤飲や誤薬を防止するために、服薬時は丁寧に確認し記録を残します。

レクリエーション

心身のリフレッシュや社会交流、認知機能の維持向上を目的に、体操や脳トレ、カラオケ、書道、手芸などさまざまなレクリエーションが行われます。 

また、お誕生日会やお花見、夏祭り、敬老会、クリスマス会などのイベントを通じて、ご家族様や地域社会との繋がりを深めることも大切です。

グループホーム介護職員の1日の流れ

グループホームでの1日の流れは、施設や入居者様の状況によって異なりますが、一般的な流れを表にまとめました。                                               

時間業務内容
6:00起床・バイタルチェック
7:00朝食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
9:00申し送り
10:00体操・入浴介助・シーツ交換・洗濯・掃除など
11:00入居者様とともに昼食準備
12:00昼食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
14:00入浴介助・シーツ交換・レクリエーション
15:00おやつ・散歩などフリータイム
16:00入居者様とともに夕食準備
17:00申し送り・夕食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
18:00フリータイム
19:00就寝準備
20:00眠前薬服薬介助
21:00以降不眠者の対応・排泄介助・巡視・コール対応・介護記録・掃除・翌日準備など

グループホームは早出・日勤・遅出・夜勤など多様な雇用形態がとられ、日勤者の主な仕事内容は、9:00~18:00の部分です。

食事前後や入浴前の排泄誘導・介助のほか、見守りや声掛けにて随時排泄介助を行います。

グループホームで働く職種や必要な資格

グループホームでは、適切なサービスや運営のため、働く職種や必要な資格(人員基準)が定められています。

ここでは、グループホームで働く職種や必要な資格についてみていきましょう。

職種と必要な資格

グループホームで働く職種や必要な資格は以下のとおりです。

・介護職員(認知症介護基礎研修以上)

入居者様へ身体介護や生活援助などを行います。

介護職員初任者研修 (旧ヘルパー2級)・介護福祉士実務者研修(旧ヘルパー1級)・介護福祉士などの介護の資格がなくても働けます。

ただし、無資格の場合は、認知症ケアの基礎的な知識やスキルの習得を目指す「認知症介護基礎研修」の受講が必要です。

 また、介護の実務経験が概ね2年以上の介護職員の方は、認知症の方の生活向上を図る技術を習得する「認知症介護実践者研修」を受講しスキルアップを目指します。

 ・計画作成担当者(ケアマネジャー)(実践者研修修了・介護支援専門員)

計画作成担当者は、認知症介護実践者研修修了者で入居者様の状況や希望、ニーズを聞き取り、適切な介護サービスを提供されるようにケアプラン(介護計画書)を作成します。

常勤の決まりはないため、介護支援専門員の業務に支障がなければ、非常勤での働き方もできます。

事業所ごとに1人以上の計画作成担当者が必要です。2人以上の計画作成担当者を配置する場合は、計画作成担当者の内の1人が介護支援専門員の資格 を有し、全員が認知症介護実践者研修を修了している必要があります。 

参照:厚生労働省 認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)P.34

・看護職員(看護師

看護職員はグループホームの人員配置基準に定められておらず、入居者様の日々の健康管理や必要時の受診や主治医への連絡は基本的に介護職員が行う場合が多いです。

ただし、手厚い医療的ケアに対応している施設では専従や介護職員との兼務や、訪問介護ステーションとの提携で、看護師・准看護師などの看護職員が配置されている場合があります。

看護職員が在籍することで、日々の健康管理、服薬管理のほか、専門性の高い医療処置への対応が可能です。

 グループホームで働くやりがい

グループホームは、大変な面もありますが、同時に大きなやりがいを感じられることもたくさんある仕事です。ここでは、グループホームで働くやりがいについてご紹介します。

入居者様一人ひとりとじっくり向き合える

グループホームは1ユニット5~9名と少人数のため、入居者様一人ひとりとじっくり向き合い、個性やニーズ、その日の体調、気持ちの変化に寄り添いきめ細やかなケアを提供できます。

入居者様とスムーズなコミュニケーションが難しいときでも、介護職員のアプローチによって笑顔が増えたり、表情が穏やかになったりなど気持ちが通じ合った瞬間は、大きなやりがいを感じることができるでしょう。

認知症ケアのスペシャリストを目指せる

入居者様の認知症の症状や進行は、個々の認知症の種類やその方の特性、既往歴によって異なります。日々や日内の変動もあるため、その時の症状や気持ち、体調等背景を探りながら状態に合わせた対応が必要です。

その症状や変化に対応し、一人ひとりに合った声掛けやコミュニケーションのタイミング、環境調整、臨機応変な対応力などを身につけることができます。

経験豊富な介護職員や多職種とチームケアで認知症の方の生活をサポートする中で、実践的なスキルを習得し、認知症のスペシャリストを目指せるでしょう。

身体介助よりも認知症の症状に対する精神面のケアで寄り添う

グループホームによって違いはありますが、一般的に入居される方は医療行為が必要な方、寝たきりの方が入居されるケースは少ないです。グループホームでは、見守りや声掛け、一部介助等、認知症の症状に伴う必要なサポートがメインとなります。

例えば、特別養護老人ホームの平均介護度が4.0、介護老人保健施設が3.2、介護医療院が4.2であるのに対し、グループホームの平均介護度は2.69と、自立度が高い方も入居されています。

体力的な負担を軽減しながら、個別ケアを重視した寄り添うケアを目指す方にとってやりがいがある仕事といえるでしょう。

 参照:厚生労働省 介護保険施設における医療及び介護サービスの提供実態等に関する調査研究事業(結果概要)P.4

参照:厚生労働省 認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)P.4                          

グループホームの仕事で大変なこと

グループホームでの仕事は、多くのやりがいがある一方で、悩むことやしんどいと感じることもあります。

ここでは、グループホームでの仕事で大変なことについてみていきましょう。

認知症の方とのコミュニケーションの大変さ

グループホームでは、認知症のさまざまな症状によるケアやコミュニケーション方法の複雑さ・難しさが課題になります。帰宅願望が強い方や言葉の理解が難しい方、認知症の症状によって怒りっぽくなる方などさまざまな症状の方が入居しているためです。

意思疎通が難しい場合、「どうやってコミュニケーションをとればいいんだろう」と悩むこともあるでしょう。

このようなときは、他の経験豊富な介護職員に対応方法を教えてもらったり、認知症の方の特徴や症状を理解しながら対応することで信頼関係を築くことができる場合があります。

入居者様の行動や気持ちに共感し、心を寄せることが大切です。

夜勤が1人であることが多い

グループホームの夜勤は、ユニットごとに1人の介護職員を配置する1人夜勤を採用している施設が多いため、慣れない間は1人だと不安に感じる方もいるかもしれません。

しかし、施設によっては一つの建物の中に2ユニット以上ある所や建物内に他の職員がいる施設などもあります。

入居者様の体調不良や事故が発生した際には、他のユニットの職員と協力して対応したり、緊急時のマニュアルが整備されているため、実務経験を重ねることで1人夜勤に慣れ、冷静に対応できるようになるでしょう。                                                             

食事作りがある

グループホームでは、ユニットごとに食事の準備をするため、料理が苦手な方は不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さらに入居者様によって食事形態が異なるため、時間や手間もかかり、慣れない間は調理に戸惑うことも少なくありません。

しかし、最近では調理済みの食材や簡単な調理や盛り付け、温め直すだけで済むミールキットを取り入れている施設も多い傾向です。

調理スタッフを採用している施設もあるため、調理の負担が少ない施設もあります。

グループホームを選ぶ際は、食事の提供方法について事前に確認し、ご自身のスキルや希望に合った施設を選びましょう。

白ゆりグループのグループホームの仕事内容、働き方は?

白ゆりグループのグループホームは、札幌市内に2ヶ所、函館市内に1ヶ所あります。高齢者複合型施設内に2ユニット以上あるため、夜勤時は建物内で1人ではない安心感があり、食事も献立が既に決まっていて食材も施設まで届くため、負担が少ない施設です。

実際にグループホームを見学することでお仕事のイメージがつきやすいと思います。白ゆりグループでもグループホームのご見学ができます。グループホームでのお仕事が気になる方は、ぜひお気軽にお問合せください!

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まとめ

グループホームの仕事内容や働くメリット、施設の特徴などについて紹介しました。

 認知症の方が、我が家で過ごすように安心できる場所がグループホームです。少人数のグループホームだからこそ、アットホームな環境で一人ひとりとじっくり向き合い、地域とのつながりを大事にしながら、その方「らしさ」を引き出すケアができます。

 例えば、散歩に出かけ笑顔でお喋りしたり、大好きな音楽を聴きながら昔話に花を咲かせたり、地域のお祭りへ出かけたり、日常生活のサポートや身体介護だけでなく、あたたかい時間を共に過ごすこともグループホームのケアのひとつです。

 認知症ケアの知識やスキルを深めたい方、心の通うコミュニケーションを大事にしたい方、ぜひ私たちと一緒にあたたかく笑顔あふれるケアを実践していきませんか?

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白ゆり介護メディア編集部

いかに白ゆりの魅力を伝えるかを常日頃考えている介護メディア担当です。
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