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【高齢者向け】座ってできるレクリエーション10選!簡単で盛り上がるレクをご紹介

【高齢者向け】座ってできるレクリエーション10選!簡単で盛り上がるレクをご紹介

「今日のレク、何にしよう……」そんなふうに、毎日の企画に悩む介護職の方は少なくありません。

特に、足腰に不安がある方や車椅子を利用されている方にとって、立ち上がる動作や移動を伴う活動は、どうしても転倒の心配がつきまといます。

だからこそ介護現場では「安心して参加できる楽しいレクリエーション」が求められています。

そこで今回の記事では、座ってできるレクリエーションについて目的や注意点もあわせてご紹介します。

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目次

介護施設で高齢者向けレクを行う目的とは

介護施設でのレクリエーションの目的は、ただゲームをするだけでなく、筋力や可動域の維持向上や精神的安定への効果、社会交流、機能訓練などです。

脳への刺激を与え、感情を表現することで、脳の活性化や認知機能の維持にも役立ちます。

チームで行うレクリエーションでは、「今日も誰かと笑えた」といった、生きがいや安心感につながります。

座ってできるレクリエーションを行うメリット

ここでは、座ってできるレクリエーションを行うメリットについてご紹介します。                                  

転倒のリスク低減

立ったり歩いたりするレクリエーションに比べて、座位でのレクリエーションは、転倒のリスクが低く、上半身や腕、指先などを無理なく動かすことができます。

転倒への不安を抱えている方や車いすの方も、安心して参加しやすいでしょう。

誰でも気軽に参加しやすい

座って行うレクリエーションは、長時間立ち続ける必要がなく、途中で疲れても休憩や途中退席しやすいため、運動が苦手な方や初めて参加する方でも気負わず参加できます。

年齢や身体状況の差があっても、参加者が同じ目線で取り組めます。

職員の負担軽減

移動を伴うレクリエーションは、準備や利用者様の見守り、介助の負担が大きいため、状況によって実施できない日も少なくありません。

一方、座位のレクリエーションなら、準備や片づけの負担が少なく、比較的安全に行えるため少人数の日でも実施しやすく、見守りの負担も抑えられます。

座ってできるレクリエーションの種類と目的

ここでは、座って行うレクリエーションの種類と目的について説明します。

【運動系】身体を動かすレクリエーション

運動系レクリエーションの目的は、座ったまま腕を伸ばす、曲げる、タイミングを合わせるといった動作を取り入れ、無理なく身体機能を維持し、向上を目指すことです。

軽いボールや風船を使うことで、安全に実施できます。

【脳トレ系】頭を使うレクリエーション

言葉遊びやクイズ、お題に沿って記憶をたどる脳トレは、ゲームを通じて、認知機能の維持・向上が目的です。

記憶力や思考力、集中力アップが期待できます。

正解にこだわることよりも、「何だったっけ?」と考える過程を重視します。

【創作系】手先を使うレクリエーション

折り紙や貼り絵、季節の壁画づくり、手芸、書道、絵画といった創作レクリエーションは、手を動かしながら考えることで、脳への刺激に効果的です。

さらに他の利用者様と一つの作品を制作する中で、コミュニケーションの促進にもつながるでしょう。   

作品が形に残ることで、達成感や自己肯定感にもつながります。

【運動系】身体を動かすレクリエーション

身体を動かすことが刺激になるため、脳の活性化にもつながります。

ここでは、身体機能の維持と向上に効果的なレクリエーションを3つご紹介します。

①目指せストライク!ペットボトルボーリング

【参加人数】

3〜20人(数名のチーム対抗もおすすめです)

所要時間】

15分~20分

【用意するもの】

  • 空のペットボトル(ピンとして使用)10本
  • 柔らかいボール
  • ホワイトボード(得点用・なくても可)
  • シール(ペットボトル装飾)
  • 鈴(ペットボトルの中に入れる)

内容・進め方

事前にペットボトルに鈴を入れたり、シールを貼ったり準備しておきます。

利用者様は椅子に座っていただき、テーブルに並べたペットボトルのピンに向けて、椅子に座った状態でボールを転がして倒します。

順番に1人2投ずつ行い、倒れた本数を競います。

倒れたピンの本数は、ホワイトボードに記入すると分かりやすいです。

実施のワンポイント

鈴を入れることで、ピンが倒れたときにガシャと音が鳴り、倒した実感を視覚だけでなく聴覚からも楽しむことができます。

チーム戦や「全員で合計何本倒せたか」「スタッフチームと対戦」など、一体感が生まれる協力型のルールもおすすめです。

職員はピンを倒そうとして前のめりになりすぎないよう、椅子の位置を調整したりなど、椅子からずり落ちないように、事故防止に努めます。

②続けラリー!うちわパタパタ風船バレーボール

【参加人数】

2人~8人(円になって座る)

所要時間】

10分

【用意するもの】

  • 風船
  • うちわ(人数分)

内容・進め方

円形に座り、うちわを使って風船を仰いだり叩いたりして、床に落とさないようラリーします。

何回続けられるか全員でカウントしましょう。

回数を数えながら行うことで、「次は20回を目指しましょう!」といった目標設定がしやすくなります。

実施のワンポイント

風船は軽いため、安全性が高く、力が弱い方でも全員参加しやすいレクリエーションです。

手が上がりにくい方や風船を目で追うことが難しい方は、職員が近くでトスを上げましょう。

熱中すると隣の方にうちわが当たることがあるので、座席の間隔を広めに取ります。

職員は利用者様の状態(息切れや疲労感など)を確認し、休憩を挟むなど配慮が必要です。

③狙え高得点!ピンポン玉入れゲーム

【参加人数】

1〜6人程度

所要時間】

10分~15分

【用意するもの】

  • ピンポン玉
  • 紙コップや空き箱
  • ホワイトボード(得点用・なくても可)

内容・進め方

テーブルの上に紙コップや空き箱を並べ、そこにピンポン玉を投げ入れ、一人5回ずつ投げ、合計点を競います。

実施のワンポイント

ピンポン玉を投げるときは、直接狙うのではなくテーブルでワンバウンドさせてから入れるルールにすると、成功率が高まります。

ピンポン玉は跳ねやすいため、狙いが外れて床に落ちてしまうこともあります。

その際、利用者様が拾おうとして前かがみになると、転倒リスクが高まるため、拾う作業は職員が行い、安全に進めましょう。

前向きな声掛けで「入らない=失敗」と感じさせないような雰囲気で盛り上げましょう。

【脳トレ系】頭を使うレクリエーション

ここでは、認知機能の活性化に効果的な頭を使うレクリエーションを3つご紹介します。

①古今東西ゲーム

【参加人数】

2人~

所要時間】

10分

【用意するもの】

  • ホワイトボード

内容・進め方

「お正月「夏」「野菜」などお題を決め、順番に前の人と同じ言葉を言わないようお題に合った答えを出していきます。

答えが出たものはスタッフがホワイトボードに書き出すと、分かりやすくなります。

実施のワンポイント

思い出せない場合は、職員や他の利用者様など周囲がヒントを出すことで、コミュニケーションを深めたり、社会交流のきっかけになります。

思い出している最中に急がさないように、言葉が出てくるのをじっくり待つ姿勢も大切です。

②わんにゃんトレーニングゲーム

【参加人数】

2人~

所要時間】

 5分~10分

【用意するもの】

なし

内容・進め方

わんにゃんトレーニングゲームは、職員が鳴き声のある動物の名前を伝え、利用者様がその鳴き声を答えます。

例えば、「犬」→ワンワン、「ニワトリ」→コケコッコーなどです。

実施のワンポイント

お題の種類は「犬」「猫」「馬」など、誰もが知っている動物を選ぶことで参加しやすくなります。

ルールに慣れてきたら、「フクロウ」「カエル」など難易度を広げていきましょう。

答えた鳴き声が違っていても「惜しいですね」「そんな鳴き声もかわいいですね」と否定せず、「他にありませんか?」と伝えます。

声を出すのが苦手な利用者様は、周りと一緒に小さな声で参加したり、職員と一緒に参加して楽しみましょう。

③都道府県クイズ

【参加人数】

5名〜20名程度

 【所要時間】

20分〜30分

 【用意するもの】

  • ホワイトボード
  • 大きめの日本地図(なくてもOK)
  • ご当地名物の写真やイラスト(なくてもOK)

内容・進め方

都道府県の名産品や歴史、観光スポットなどのヒントから都道府県を当てるクイズです。

ヒントは、言葉による説明だけでなくイラストや写真、その土地にゆかりのある歌などを交えて説明すると、よりイメージが膨らみやすくなります。

答えが出た後に、「行ったことある方はいますか?」とエピソードを引き出すことで、回想法につながるメリットがあります。

実施のワンポイント

ヒントは職員が出すだけでなく、正解が分かった利用者様にも伝えてもらうと、場の一体感が高まります。

活動の目的は、正解を出すことではありません。

答えが出なくても、「たこ焼きがおいしいですよね」「この前万博していましたよね」と、回想を楽しみながら進行を続けましょう。

【創作系】手先を使うレクリエーション

手先を使うレクリエーションは、細かい作業と考えることから、身体機能の維持向上や脳トレ効果が期待できます。

ここでは、手先を使うレクリエーションを2つご紹介します。

①個性爆発!?オリジナル福笑いを作ろう

【参加人数】

1人~

所要時間】

20分

【用意するもの】

  • 画用紙
  • マジック
  • のり
  • ハサミ
  • 顔パーツ
  • 目隠し

内容・進め方

大きめの画用紙に輪郭と髪を描き、別の画用紙に目・鼻・口など顔のパーツを描きます。

パーツを切り抜き、目隠しをして顔の土台に自由に配置して福笑いを完成させます。

難しいルールはないので、全員が参加しやすいレクリエーションです。

実施のワンポイント

手先が動きにくい利用者様は、あらかじめパーツをカットしたものを用意しておくとスムーズです。

面白い顔が出来上がると、自然に笑いとコミュニケーションが生まれます。

スタッフの似顔絵やおたふく、ひょっとこなど好きな顔を作って、自由に楽しみましょう。

目隠しすることが不安な場合は、目隠しをせずに「一番男前な顔にしよう」といったアレンジにしても盛り上がります。

②難易度低め!ぺたぺた貼り絵アート

【参加人数】

個人、または共同制作

 【所要時間】

20分~ 

【用意するもの】

  • 模造紙
  • ちぎった折り紙
  • のり

内容・進め方

模造紙に下絵を描き、折り紙を貼っていきます。

折り紙を小さめにちぎっていただくのを利用者様にしていただくと、準備もレクリエーションになります。

実施のワンポイント

季節の花や風景をテーマにすることで、見当識(時間や季節の感覚)への良い刺激となります。

また、出来上がった作品を介護施設内やホワイトボードに飾ると、「自分で作った」という喜びや達成感が生まれ、生活の活性化に役立ちます。

集中しすぎて長時間同じ姿勢になりがちなため、疲れないように声掛けをし、途中で休憩を挟み軽い運動を取り入れると良いでしょう。

道具なしのレクリエーション

道具なしのレクリエーションは、「今日は企画も準備もできていない」「急に時間が空いてしまった」場合でも、安全で手軽に実施できるのがメリットです。

また、介護施設での生活にハリをもたらし、他者との交流を深めます。

道具を使わずにできるレクリエーションを2つ紹介します。

①動きで伝える!ジェスチャー伝言ゲーム

【参加人数】

3人~8人

所要時間】

 10分

【用意するもの】

なし

内容・進め方

チームに分かれていただき、先頭の利用者様にお題を伝えます。

先頭の方は、身振り手振りだけで、後ろの人に伝え、最後の方が何の動作をしていたか答えます。

前の方の動きが見えないように、後ろの方は目を閉じていただくと良いでしょう。

お題に対してどんな動作をすれば相手に伝わるかを考えるため、脳の活性化にも効果的です。

実施のワンポイント

伝える側も受ける側も、身振り手振りを大きくすることで身体を動かす機会になります。

動作が難しい方やジェスチャーをするのが恥ずかしい方は、職員とペアになり一緒に行ってサポートしましょう。

②勝ったら負け?あべこべじゃんけん

【参加人数】

全員

所要時間】

5分

【用意するもの】

なし

内容・進め方

「勝ったら負け、負けたら勝ち」のじゃんけんです。

職員が、「私に負けたら勝ちです」とじゃんけんの手を出し、参加する利用者様はわざと負ける手を出します。

思考と手の運動を同時に行うため、認知機能の維持や向上、リフレッシュ効果が期待できる手軽なレクリエーションです。

実施のワンポイント

あべこべじゃんけんは反射的に勝とうとしてしまうため、意外と難しいものです。

難しい場合は進行役が「後出ししましょう」とやり方をアレンジするなど、進め方を工夫しましょう。

慣れてきたらスピードを速くしていき、途中で、通常のじゃんけんや「あいこじゃんけん」などやり方をアレンジするのもおすすめです。

利用者様が参加したいと思えるレクリエーションを企画するポイント

ここでは、利用者様が参加したいと思えるレクリエーション企画のポイントを3つ解説します。

利用者様の身体状態に合わせたレクリエーションを選ぶ

デイサービスや介護施設には、体力や認知機能、介護度などがそれぞれ異なる方が利用されています。

全員が同じゲームをして、同じ負荷をかけるのではなく、一人ひとりの状態を把握した内容を選び、楽しむことを目的にしましょう。

たとえば、麻痺がある方や車いすを使用している方には、手が届く範囲で無理なく行える動作を中心に構成することで、安全に参加できます。

麻痺の有無や介護度、認知機能レベルを把握し、高齢者にとって安全な内容や種類を選びます。

さらに、必要に応じて職員とペアを組んだり、サポートしたりするといった柔軟な対応を心掛けましょう。

参加する利用者様の興味や趣味に合わせた内容のものを選ぶ

「またやりたい!」と思ってもらうためのレクリエーションのポイントは、参加者様の興味や趣味に合わせた内容を選ぶことです。

生活歴やアセスメントから興味・趣味をリサーチし、歌が好きな方が多ければ音楽要素をゲームに取り入れると、生活の活発化や脳への刺激になるでしょう。

レクリエーション後も改善に取り組む

「やって終わり」ではなく、その後の振り返りがとても重要です。

利用者様の表情を確認し、意見や要望があれば積極的に取り入れ、職員同士で共有しましょう。

うまくいった点だけでなく、難しかった点も話し合い、「次はこう工夫しよう」と改善を重ねることで、より良いレクリエーションを実施できるでしょう。

高齢者が座ってできるレクリエーションを行う際の注意点

座位のレクリエーションは、心身機能の維持向上や安全性の高いものですが、「絶対に事故が起きない」というわけではありません。

ここでは、実施する際の注意点について解説します。

安全の確保をする

どんなに楽しい内容でも、怪我や事故をしてしまっては元も子もありません。

介護施設内の椅子やテーブルの配置、動線、職員の立ち位置などを事前に確認し、つまずきやすい段差や床の滑りがないか安全の確保を行いましょう。

特に座った姿勢でのレクリエーションは、前のめりになってしまうケースがあるため、椅子からの転倒や足元のふらつきに注意が必要です。

滑り止めマットやクッションの活用、見守り体制の強化が大切です。

無理強いをしない

企画側として「全員に参加してもらいたい」と思うのは自然なことですが、無理に誘うことはストレスの原因になる場合もあります。

その日の体調や気分によって、「今日は見るだけでいい」「少し休みたい」という方もいます。

参加しない選択も尊重し、居室で休憩や、見ているだけでも楽しめるような雰囲気づくりを心掛けましょう。

利用者様一人ひとりへの配慮を行う

ルールが分かりにくいものや進行が難しいレクリエーションもあります。

利用者様は、体力、認知機能など個人差があるため、一人ひとりに合わせた進め方が必要です。

分かりにくそうな様子であれば、近くでやり方をゆっくり説明し、動作をサポートするだけでも前向きな気持ちを引き出すことができます。

不安な表情をしている方には、目線を合わせて声掛けすることで、孤独感や緊張がほぐれ、安心感が生まれやすくなるでしょう。

まとめ

レクリエーションは、単なる娯楽ではなく、利用者様の心身機能や社会性を支えるケアの一部です。

「どのような内容を行ったか」以上に、どのような環境で、どのような関わり方をしたかがケアの質を左右します。

座ってできるレクリエーションは、転倒のリスクを抑えながら、誰もが参加しやすいレクリエーションです。

利用者様が安心して過ごせていたか、笑顔が見られたかといったプロセスを大切にしましょう。

思った通りに進行できなくても、途中で昔話が始まっても、事故なく、穏やかに笑える時間であったなら意味のあるケアです。

今回ご紹介した10のアイデアを参考に、「今日、楽しかったね」と自然に感じてもらえるような、現場に合ったレクリエーションを取り入れてみてはいかがでしょうか。

白ゆり介護メディア編集部

いかに白ゆりの魅力を伝えるかを常日頃考えている介護メディア担当です。
白ゆりの魅力と一緒に、介護職の皆さんのプラスになる知識やお悩みの解決につながる情報も発信しています。

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