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ショートステイの仕事は大変?介護職員の仕事内容や向いている人

ショートステイの仕事は大変?介護職員の仕事内容や向いている人

高齢化が進む日本において、利用者様が短期間施設に入所し、介護サービスを受けることができるショートステイのニーズは増加しています。

そんな中、「ショートステイの仕事は大変」と耳にした方や「どんな仕事をするんだろう」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ショートステイについて、介護職員の仕事内容、大変と言われる理由、また向いている人の特徴を詳しくご紹介します。

ショートステイでの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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ショートステイとは?

ショートステイとは、在宅生活を送る方が、短期間(連続30日まで)、日常生活の支援や介護を受けられる施設のことです。

住み慣れた家で安心して在宅生活を続けることが目的とされ、老人短期入所施設や特別養護老人ホームなどで利用できます。

施設では、食事や入浴、排泄などの日常生活の介助のほか、身体機能の維持・向上を目的とした機能訓練やレクリエーションなども提供されます。

ショートステイの役割

ショートステイは、心身機能の維持向上や閉じこもり防止、生活リズムの安定などの役割を持ちます。

他の利用者様や介護職員との交流を通じて、社会的な孤立の解消や生活意欲の向上にもつながるでしょう。

一方で、家族様にとっても、重要な役割を担っています。日々の介護から一時的に開放され休養を取る「スパイとケア」として、心身のリフレッシュや介護負担の軽減を図り、在宅介護の継続を支えます。

旅行や出張、病気、冠婚葬祭といった家族様の急な都合で一時的に在宅での介護が困難になった際、緊急的な受け皿となり、本人と家族様双方の生活を守る居場所です。

さらに、施設への長期入所を検討している場合、施設での生活を実際に体験できるため、よりスムーズな長期入所につながるでしょう。

ショートステイを利用される方

ショートステイは、要介護認定を受けた(要介護支援1~2・要介護1~5)、幅広い介護度の方が利用されています。

普段は自宅で生活されている方なので、他の入所施設と比較すると、比較的介護度の低い方が多い傾向です。

ショートステイの種類

ショートステイの種類は、「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」に分けられ、さらに施設形態によって「単独型」と「併設型」があります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

短期入所生活介護

短期入所生活介護は「一般型ショートステイ」といわれ、特別養護老人ホームや老人短期入所施設などの介護施設が運営していることが多いです。

食事や入浴、排泄、夜間の見守りなど日常生活の介護について、介護職員が中心となって提供します。

また、機能訓練やレクリエーションなどが行われる場合もあります。

参照:厚生労働省 短期入所生活介護

短期入所療養介護

短期入所療養介護は、「医療型ショートステイ」といわれ、介護老人保健施設や療養病床のある医療機関、介護医療院など医学的管理下にある施設です。

日常生活の介護や機能訓練のほか、投薬や経管栄養、たん吸引など医師や看護師による医療的ケアを中心に提供します。

参照:厚生労働省 短期入所療養介護

単独型・併設型の違い

施設形態は「単独型」「併設型」があり、それぞれ以下のような違いがあります。

単独型は、短期入所サービスに特化した施設で、ショートステイサービスのみを提供します。

一方、併設型は、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護施設に併設されています。

勤務施設によっては、併設された他の施設とで兼務する場合があります。それぞれの勤務体制が異なることがあるため、ショートステイでの勤務を考えている方は、兼務の有無や勤務体制を事前に確認することが大切です。

白ゆりグループでは、単独型と併設型どちらも運営しており、ショートステイを利用する方のニーズに特化したきめ細やかなケアを提供しています。

ショートステイで働く介護職員の仕事内容

ここでは、短期入所サービスで働く介護職員の具体的な仕事内容についてみていきましょう。

介護業務

利用者様の心身の状態に合わせた身体介護を行い、自立した生活をサポートします。

主な仕事内容は、食事、入浴、排泄の介助のほか、着替えや移動、夜間の体位変換などが含まれます。

また、身体的なケアだけでなく、日常生活全般のサポートやメンタルケアも大切な役割です。

レクリエーション

短期間の入所中でも利用者様が楽しく過ごしていただけるよう、季節の行事イベントや軽い運動、趣味活動などさまざまなレクリエーションを実施しています。

介護職員が中心となって企画・準備・進行し、利用者様の社会参加や認知症予防、生きがいのある暮らしにつながるよう工夫しています。

夜勤業務

ショートステイは、宿泊する施設のため、夜勤業務があります。

夜勤では、朝食や夕食の準備・夜間の巡回による安否確認や見守り、必要に応じた排泄介助や体位変換、ナースコールや緊急時の対応などを行います。

夜間帯は職員数が限られるため、状況に応じた対応力が必要です。

送迎業務

ショートステイでは、利用者様の送迎を行うことがあります。施設によっては、送迎運転手や生活相談員などが担当することもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

ショートステイで働く介護職員の1日のスケジュール例

ここでは、併設事業所の兼務がない単独型のショートステイで働く介護職員の1日のスケジュール例を紹介します。

※勤務する施設によってスケジュールが異なる場合があります。

時間業務内容
6:30モーニングケア・バイタルチェック・排泄介助
7:00朝食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
8:00当日入所の方の受け入れ準備
9:30入退所の対応、入所開始の利用者様の健康チェック
10:00入浴介助・シーツ交換・洗濯・掃除・機能訓練など
11:00昼食準備・排泄介助
12:00朝食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
14:00入浴介助・シーツ交換・レクリエーション・機能訓練
15:00おやつ・フリータイム・退所される方の帰宅準備
16:00夕食準備・排泄介助・利用終了の利用者様を送迎
17:00申し送り・夕食・食事介助・服薬介助・口腔ケア
18:00フリータイム(フロア、居室でゆっくりされる方さまざま)
19:00ナイトケア・排泄介助
20:00眠前薬服薬介助
21:00以降不眠者の対応・排泄介助・巡視(安否確認)
コール対応・掃除・翌日の準備など

介護職員は、早出・日勤・遅出・夜勤のシフトで働いており、上記の黄色い9:30~17:00の部分は主に日勤者の業務内容となります。

利用者様が入退所の時間は、重なることはありますが全員同じではありません。また、遅出の人が入退所の対応を行うなど、入退所対応の担当者がシフトで決まっている場合があります。

食事の前後や入浴前には、排泄の介助や誘導を行いますが、利用者様の様子を観察しながら臨機応変に対応します。

また、日中は利用者様の記録や家族様への対応なども行います。

ショートステイでの仕事が大変と言われる理由

ここでは、ショートステイでの仕事が大変と言われる理由についてみていきましょう。

利用者様と時間をかけて関わることが難しい

ショートステイは、数日から数週間程度の短期間の利用者様が中心です。

そのため、長期入所施設と比較すると、利用者様一人ひとりとじっくり時間をかけて信頼関係を築くことが難しいと感じる場合があります。

しかし、さまざまな利用者様と出会い、個性やニーズに合わせた関わり方を経験でき、常に新鮮な気持ちで働くことができるでしょう。

また、利用者様の中にはリピーターの方もいます。回数を重ねるごとに少しずつ信頼関係を深め、「またここに泊まるのが楽しみだよ」といった嬉しい言葉をいただけた時には、大きなやりがいを感じられるでしょう。

短期間で利用者様の情報を収集しなければならない

ショートステイは、利用の頻度が少ない方や初めて利用される方も多いです。

生活相談員が事前に情報収集をしていますが、利用が始まってから分かることもあります。適切なケアを行うためには、介護業務を通じて、既往歴や生活習慣、性格、認知機能、ADL(日常生活動作)、食事や服薬の状況、家族様の意向など情報の把握が必要です。

限られた時間の中で一人ひとりの状態を把握することに、負担を感じることも少なくありません。

しかし、短期間で利用者様についての情報を収集するためのコミュニケーションスキルや、洞察力、観察力が磨かれ、介護職としての成長につながるでしょう。

臨機応変な対応を求められることが多い

ショートステイの利用者様は、普段ご自宅で生活されています。

そのため、ショートステイでの環境に慣れるまで、帰宅願望や介護拒否がみられる場合があります。

また、利用者様の介護度は幅広く、自立度の高い方から、全介助が必要な方までさまざまです。

歩行できる方には転倒防止の見守りが必要になり、認知症の方には穏やかに過ごしていただけるような声掛けや環境調整などが求められます。

その場の状況に応じた臨機応変な対応が必要となるため、大変に感じることもあるかもしれません。

しかし、一人ひとりに合ったケアを行う中で、マニュアル通りではない臨機応変な対応力を身につけることができるでしょう。

荷物の管理が大変

ショートステイの利用者様は、服薬中のお薬や着替え、パジャマ、下着、洗面道具、義歯セット、タオルなど多くの荷物を持参されます。

入所時と対処時には、すべての持ち物を確認し、滞在中の紛失や他の利用者様の持ち物と混同しないような管理が必要です。

入所前に記名をお願いしますが、記入漏れがあることも少なくありません。

特に、認知症の方の場合は、ご自身の持ち物が分からなくなったり、帰宅時にもってきたものがないといったりもあるため、より丁寧な対応が必要です。

多くの施設では、負担軽減のために荷物チェック表を使って利用者様や家族様と一緒に確認したり、入所時に持参した荷物の写真を撮ったりなど業務の負担を軽減する工夫を行っています。

見学の際には、荷物の管理法について確認しておくと安心です。

ショートステイで働くことに向いている人は?

ここでは、ショートステイで働くことに向いている人の特徴について説明します。

様々な利用者様と関わりたい人

ショートステイは、さまざまな介護度の利用者様の入れ替わりが多いため、「色々な方と出会いたい」という人は、いつも新鮮な気持ちで仕事に取り組める環境です。

介護度やADLだけでなく、さまざまな価値観や人生経験をもつ利用者様との出会いは、自身の視野を広げるチャンスになるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人

一人ひとりに合ったケアを提供するには、限られた時間の中で心身の状態を把握し、本人や家族様の気持ちに寄り添いながら信頼関係を築くことが大切です。

利用者様から必要な情報を引き出す力や、安心して話していただけるような声掛けなど、コミュニケーション能力が求められます。

利用者様の言葉に耳を傾け、その表情や態度から気持ちを汲み取る「傾聴力」は特に必要です。

初対面の方にも積極的なコミュニケーションが取れる方は、ショートステイでの仕事にやりがいを感じながら働くことができるでしょう。

観察力がある人

ショートステイの利用者様は、短期滞在のため、短期間で利用者様の状態やニーズに合わせたケアを行う必要があります。

質の高いケアに必要なのは、利用者様の様子を注意深く観察するスキルです。

表情や行動、言葉だけでなく、普段と異なる些細な変化や「気づき」にいち早く対応できる観察力は、適切なケアや事故防止につながるでしょう。

臨機応変な対応ができる人

ショートステイは利用者様の入れ替わりが多く、予定外の出来事も発生することがるため、臨機応変な対応が求められます。

利用者様一人ひとりの状態を素早く把握し、その都度適切な介護を提供できる柔軟性や判断力がある方は、ショートステイで活躍できるでしょう。

まとめ

ショートステイの仕事は、大変なこともありますが、さまざまな利用者様との出会いや一人ひとりに合ったケアを通じて、介護技術や知識の向上、スキルアップといった多くのやりがいを感じられる仕事です。

白ゆりグループが運営しているショートステイでも、短期入所サービスに特化したアセスメントスキルや柔軟な対応力などの専門性を磨くことができます。

白ゆりグループのショートステイは以下の7カ所です。

■札幌地区

  • 新さっぽろ(札幌市厚別区厚別東1条2丁目1-1)
  • 北20条(札幌市東区北20条東1丁目2-31)
  • あいの里(札幌市北区あいの里3条8丁目14-1)
  • 南あいの里(札幌市北区南あいの里5丁目4-1)

■函館地区

  • 美原(函館市美原2丁目50-2)
  • 乃木(函館市乃木町4-53)
  • 七重浜(北斗市七重浜5丁目8-17)

職場見学も随時受け付けております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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白ゆり介護メディア編集部

いかに白ゆりの魅力を伝えるかを常日頃考えている介護メディア担当です。
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