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介護職としての疑問から「暮らしを支える専門家」へ

介護職としての疑問から「暮らしを支える専門家」へ

介護保険制度が創設されたばかりの頃、ある光景が心に焼き付き、介護業界へ足を踏み入れたというケアプランセンター白ゆりあいの里 管理者のT・Hさん。

現在は「暮らしを支える専門家」として、ケアマネジャー兼管理者として活躍されています。

今回は、そんなT・Hさんが白ゆりに入職したきっかけや、介護職からケアマネジャーへキャリアチェンジをした理由、ケアマネジャーとして大切にしている想いなどを伺いました。

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介護の道へ進むきっかけは金髪の若いお兄さん

もともとは小売業界で働いていました。ある日、訪れた露天風呂で若い金髪のお兄さんが、おじいちゃんを抱えて一緒に入ってきたんです。その光景が強く記憶に残っていて…。

ちょうどその頃は、介護保険制度が始まったばかりの2000年頃で、その光景を見て「自分も誰かの役に立てることがあるのかな」と思ったことが、介護の世界に入るきっかけでした。

中途での転職ということもあって、新卒から介護職として働いている人たちに少しでも早く追いつきたくて、まずは社会福祉協議会に登録して、働きながら高齢者介護や障がい者支援、児童支援など、幅広い分野で介護ボランティアを経験しました。

その後、デイサービスやグループホームなどで介護職の経験を積んで、ケアマネジャーの道へ進みました。

白ゆりに入職したきっかけ

前の居宅事業所で働いていた時に、白ゆりの職員から何度か声をかけてもらっていたのですが、ありがたいと思いながらも、すぐに転職には至っていませんでした。

でも、ある日、介護課長から、「一度お会いしましょう」と誘われたときに、ふと会ってみたんです。その時に聞いた「空気が綺麗なんですよ」という言葉が、心に強く刺さって、白ゆりへの転職の決め手となりました。

どういうこと?と思われるかもしれないのですが、実際に、喘息のあった利用者様がこちらに来て改善されたりと、不思議なのですが、本当に「空気が綺麗」だと感じます。

あの時の一言は、今でも忘れられません。

「この人の暮らし」に寄り添うケアマネへ

介護職として働いていた時、認知症でなかなか環境に馴染めなかった利用者様が、少しずつ笑顔が出てきた矢先に、突然、別の施設に移ることになったんです。「せっかく馴染んできたのに、どうして?」と、当時の私は疑問しかありませんでした。

でも調べるうちに、その背景にはケアマネジャーという存在、その方の判断があることを知りました。

その時、「何がどういう理由で決まっているのか知りたい」「じゃあ、自分もケアマネジャーになろう」。そう思って、ケアマネジャーを目指しました。

「介護の専門家」ではなく「暮らしの専門家」

ケアマネジャー更新研修の講師の方から「介護の専門家は介護福祉士。ケアマネは『暮らしの専門家』だ」という言葉を聞き、ハッとしたことがありました。また、一緒に働くベテランのケアマネジャーからは「答えを持っていてはいけない、知識や引き出しはたくさん持っていないといけないけれど、答えは”利用者様が望む暮らし” にしかない。」ということを教えてもらいました。

それ以来、こうした言葉や想いを日々忘れないように大切に胸に刻んでいます。

私たちが支えているのは「その方の暮らし」

専門知識や経験があると、つい先回りして「こうすべき」と考えてしまい、その方の暮らしを飛ばしてしまいがちですが、私たちが支えているのは「その方の暮らし」です。

そのために、介護福祉士や福祉用具専門員、医療関係者など、それぞれの専門的な視点を交えながら、「何ができるか」を考え、調整しています。法律でも、「ケアマネは知識を持って連絡を調整する者」とされています。

専門知識が先行するのではなく、利用者様が「どう暮らしたいか」ということを意識して関われるように、ケアマネジャーとしての役割を忘れないよう意識しています。

忘れられない利用者様とのエピソード

白ゆりに入る前の話なのですが、フィンランド人の利用者様の担当をしたことがありました。貨物タンカーのキャプテンとして世界を巡ってきた方で、日本人の奥様の希望で、人生の最後を日本で過ごされていました。

英語が全くできなかった私は、本来ならケアプランを持って伺うところ、英単語帳と英会話の本を持って伺いました(笑)。英語ができず言葉が通じなかったので、世界地図とマジックで周った国を描いていただいたりすることでご本人とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていきました。今思うと、この経験は、失語症や認知症など、会話が難しい方との関わり方の原点になっていると感じています。

病気を患っていらっしゃったのですが、励ます言葉も英語で伝えられなかった私は、神社のお守りをそっとベッドのそばに置かせていただきました。

ご逝去後、奥様からお形見としてご本人が使われていた万年筆を譲り受けました。

この時の世界地図と万年筆は、今でも私の大事な宝物で、忘れられないエピソードの一つです。

ケアマネとしても人としても優れたメンバーが集まったチーム

ケアプランセンター白ゆりあいの里には、ケアマネジャーとしても人としても本当に優れた、選りすぐりのメンバーが集まっています。

私は管理者ではありますが、ケアマネジャーとしては私よりも優れた人ばかりで、本当に心強く、ありがたいです。

地域の方の困っていることを拾える事業所を目指して

地域の方の困っていることをもっと拾い、一つでも多く解決していきたいです。そのために、同じ想いを持って私たちのチームのメンバーになってくださる方を増やし、より多くの方の暮らしを支えていける事業所を目指しています。

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白ゆり介護メディア編集部

いかに白ゆりの魅力を伝えるかを常日頃考えている介護メディア担当です。
白ゆりの魅力と一緒に、介護職の皆さんのプラスになる知識やお悩みの解決につながる情報も発信しています。

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