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デイサービスのホワイトボードレク10選!高齢者向けの盛り上がるレク・脳トレを紹介

「ホワイトボードを使ったレクをしたいけど、どんなプログラムがあるのかな」とお困りではありませんか?
準備や後片付けが簡単で、利用者様が1つのテーマに共同で取り組めて、脳トレにもなるのがホワイトボードレクです。
この記事では「ホワイトボードでどんなレクができるのか?進め方は?」「どんな効果があるの?」という疑問にお答えします。
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ホワイトボードを使ったレクリエーションのメリット
ホワイトボードを使ったレクリエーションは「脳に刺激を与える」「皆で同じプログラムを共有することで孤独感が和らぐ」などのメリットがあります。
また、職員にとっては「簡単な準備で質の高いレクを提供できる」「利用者様とコミュニケーションがとりやすい」という側面もあります。
これらのメリットについて、詳しく解説します。
利用者様の表情を確認しやすい
ホワイトボードを使うことで、利用者様は顔を上げた状態になります。
そのためレクに対して利用者様の表情や反応が分かりやすく、柔軟にレクを進行することができます。
表情から、その方の感情や体調の変化を読み取りやすくなるため「今日はいつもより元気がないな。何かあったのかな?」「悩みごとや体調不良がないか確認してみよう」など、レク以外のアクションにつなげることもできます。
利用者様の集中力が高まる
ホワイトボードに絵や文字・色などの視覚情報を入れることで、脳を刺激して注意力を高めることができます。
職員が書いた文字などを見るだけでなく、利用者様自身が「書く・描く」ことで、腕や手首の運動にもなり、レクに対する興味が持続することにもつながります。
ホワイトボードレクのように集団でやるプログラムは「自分もがんばろう」と思えるので、モチベーションや集中力が上がるでしょう。
レク準備の手間がかからない
ホワイトボードを使ったレクリエーションは、最低限「ホワイトボード、ペンやマジック、イレイザー(消すもの)」があれば実施できます。
準備自体に時間がかからないので、すぐに取り組めて後片付けも簡単です。
レクの内容についても柔軟に変えられるので、利用者様の状態や雰囲気に応じて行えるのも魅力です。
ボードも低コストな物があるので、施設のレクリエーション費削減につながります。
コミュニケーションができる
利用者様の孤独感を減らし、うつや健康上のリスクを防ぐために、グループで行うレクは有効です。
ホワイトボードという「同じものを見て、それをもとにやり取りをして、同じような感情を共有する」ことが利用者様同士や職員とのコミュニケーションになります。
また、レクの中で出たクイズの答えなどでその方の好みや趣味などを知ることもあります。
そうした情報は、その後の個別ケアにも役立つでしょう。
ホワイトボードを使ったレク10選と盛り上げるポイント!
すぐに準備ができて、取り組みやすいホワイトボードレクのアイディアを10個ご紹介します。
デイサービスや老人ホームなどで活用する際、事業所の人員やフロアの広さ、利用者様の人数や好みに応じてアレンジしてみてくださいね。
イラスト当てクイズ
ホワイトボードにイラストを描き、それが何であるかを答えるレクです。
動物や花、ニュースに出てくる人の顔などを描きますが、絵が得意でない方が取り組んでも
逆に面白かったりします。
進め方
・お題を出し、職員か利用者様がボードにイラストを描いていく。
・絵を見て、参加者は答えを自由に言っていく。
・なかなか答えが出ないときは、同じお題で別パターンを描いてみる。
盛り上げるポイント
・難しすぎないお題を選ぶ
・いきなり完成形を描かず、少しずつ描いていき途中で分かった人が答えるよう促す
・少しオーバーに描いても、答えが分かったあとに「え~?」と笑いを誘える
単語しりとり
ひらがな、カタカナなどの単語を書き、最後の文字からしりとりをつなげていきます。
名詞をイメージすると同時に、文字を思い出すトレーニングにもなります。
進め方
・進行役は最初の単語を書き、利用者様に順番でしりとりで答えていただくよう促す
・あまり答えられないで困っている場合は次の方にスキップする
・レク終了時間が来たら、職員か利用者様がわざと最後に「ん」がつくものを挙げる
盛り上げるポイント
・普通のしりとりでも、何かのテーマ内でのしりとりでもOK(難易度は上がる)
・状況により、職員がヒントを出すことで答えが促せる
・職員も間に入り、わざと面白い答えを出す
ことわざクイズ
有名なことわざや、あまり聞いたことが無いけど面白いことわざについてのクイズを出します。
ことわざは日本人が共通認識を持ちやすいものなので、利用者様同士で教え合うことがやりやすいプログラムです。
進め方
・ボードにことわざを「虫食い式に」書いていく。抜けた部分の文字や単語を答えていただく
・最初はボードに何も書かず、状況を言葉やジェスチャーで示し「これはことわざで言うと何でしょう?」と質問する
・珍しいことわざを書き、その意味を考えていただく
盛り上げるポイント
・ジェスチャーも交えてことわざを表現する場合、職員が大げさに動いて笑いを誘う
・「これは簡単でしょう」と言いながら、誰も知らないようなことわざを挙げ、他の職員が「そんなの知らないよ!」とつっこむ
・職員か利用者様で、ことわざにちなんだエピソードがあるか聞いてみる
連想ゲーム
「~といえば?」とお題を出し、連想していただくゲームです。
答えに対してさらに連想をつなげていくことで、自由に広がりのある内容になります。
利用者様が答えた内容から、その方がどんな価値観や好みを持っているか分かることもあります。
思考力や言語能力がアップすることにもつながるためオススメです。
進め方
・進行役は利用者様に「~といえば何でしょう?」と質問する
・しりとりのように、答えていただいた単語をボードに書いていく
・「夏といえば何でしょう?」や「果物といえば何でしょう?」など、特定のテーマで行うのもOK
盛り上げるポイント
・連想で出した答えに対して、職員が反応して追加のエピソードなどを入れる
・利用者様の状態によって、制限時間を設けてスリルを出すこともあり
(制限時間が来たら、職員に何かしらのペナルティがあるなど)
漢字クイズ
難しい漢字、まぎらわしい漢字をクイズにして答えていただくゲームです。
「あの漢字、なんて読むんだっけ?」と記憶を刺激し、集中力も高まります。
進め方
・ボードに漢字(一文字とは限らず、単語や四文字熟語など)を書き、読みを質問する
・ひらがなを書き「これを漢字でどう書くでしょう?」と質問し、実際に書いていただく
盛り上げるポイント
・古代文字や象形文字など、あまり原型をとどめていない文字を意味とともに伝える
・知識や日本文化を学ぶ機会にはなるが、あまり堅苦しくせずあくまでゲームの雰囲気を出す
・身近なものでも漢字で書くと分かりづらいもの(河豚=ふぐ、海豚=いるか、など)を取り入れていくと新鮮な発見がある
有名人当てクイズ
古今東西の有名人をプリントアウトしてボードに貼り付け「これは誰でしょう?」「どんな職業でしょう?」「どんな功績を残した人でしょう?」など質問します。
名前やエピソードで記憶を呼び起こし、懐かしさを感じることにつながります。
進め方
・誰もが知っているような偉人、利用者様の年代で知っているであろう有名人の写真を見せながら、その人にちなんだ質問をする
・答えが出にくい場合はヒントを小出しにしていく
・補助スタッフがいる場合は、写真を用意する人と質問をする人に分けると効率的
盛り上げるポイント
・次から次へ問題を出すのも良いが、ある有名人について利用者様がそれにちなんだ思い出などを話してくださるときはそれについて皆で話し合うのも楽しい
・問題で出す予定の有名人について裏エピソードなどを調べておくと、より感動がある
・歌手を問題に出した場合、その人が歌った代表曲を皆で歌うと盛り上がる
なつかしの昭和史
有名人当てクイズと似ていますが、これはどちらかというと「昭和の歴史・できごと」にフォーカスして答えを導き出したり思い出すゲームです。
利用者様の年齢層で共有する歴史が多いであろう「昭和」をテーマに話すことで参加しやすく、つながりが生まれます。
進め方
・昭和時代の流行、できごとについて、言葉で書いたり、写真をボードに貼っていく
・「昭和~年、こういったことがありましたね」「これが流行っていたんですね」など具体的なものを言い、それについて何か覚えていることはあるかを質問する
・流行歌、テレビ番組、映画や事件(暗いニュースはあまり好まれないので注意)などをテーマにする
・クイズ形式にしても良いし、初めから皆で思い出を話し合うスタイルでもOK
盛り上げるポイント
・職員の年代によっては利用者様の方が昭和に詳しいかも知れないので、教わる姿勢でいろいろ質問していくと記憶がどんどん思い出される
・特に高度経済成長期など、日本が明るく活気に溢れた時代について提示していくと盛り上がる(ネットで「昭和~年、できごと」「流行ったもの」で検索し調べる)
・歴史とひもづけて、利用者様がどこでどんな風に暮らしていたかを聞くのも面白い
(話したくないこともあるかもしれないため、プライバシーに配慮しながら行う)
都道府県あるある
日本の各都道府県についての「あるある=名産品や食べ物など」をクイズや豆知識的に説明するゲームです。
利用者様同士や職員などで地方出身者がいる場合や、同郷である場合など親近感が生まれるきっかけにもなります。
進め方
・ボードに「~県で有名な食べ物は何でしょう?」「~県出身の有名人は誰でしょう?」など質問を書いていく
・答えが出づらい場合はヒントを出していく
・利用者様や職員の出身地を聞きながら、その場所について聞いていく
・1回のレクでは日本全国のことについてできない場合もあるので、何回かに分けて実施
盛り上げるポイント
・その土地出身の方に方言を教わる
・名産品、その土地出身の有名人についてなどを事前に調べておく
・土地に根付いたお祭りやイベントなど、住民の心が盛り上がることについて聞くのも楽しい
早口言葉対決
早口言葉を言うことで口腔機能の向上と脳の活性化、楽しさを感じるのを同時に行うことができます。
利用者様の状態に応じて、難易度を変えやすいのも特徴です。
言い間違ってもそれが笑いにつながりやすく、ストレス発散にもなります。
進め方
・ボードに、いくつかの早口言葉を書く
・個人戦かチーム戦にして「~回連続で言ってみましょう!」と促す
・うまく言えた人(チーム)の勝ち
盛り上げるポイント
・最初は簡単でよく知られている早口言葉(「生麦生米生卵」「となりの客はよく柿食う客だ」など)から始め、少しずつ難易度を上げる
・テンポの良い音楽に乗せて早口言葉を言う
・難易度の高い言葉を、職員やノリの良い利用者様で対決する
職員の名前クイズ
職員の名前をボードに書いて、読み方を当てるゲームです。
新人職員がいたり、名前の漢字が難しい職員などを紹介する機会にもなり「職員の顔は知っているけど名前が思い出せない」という利用者様に名前を伝えることにもなります。
逆に「職員全員の名前を知っている」という利用者様には退屈になってしまう場合もあるので短時間、または単発で行う方が良いかも知れません。
進め方
・ボードに職員の名前を漢字で書く(外国人職員の場合は母国語で)
・読み方を利用者様に質問する
盛り上げるポイント
・親がどんな想いでこの名前にしたのかを説明すると気持ちの交流ができる
・同じ名前の人が日本にどのくらいいるかを説明すると関心が高まる
・認知症などで職員の名前を忘れてしまっている方には無理に聞かず、あくまで楽しい雰囲気の中行う
白ゆりグループでも、普段からレクリエーションを積極的に取り入れています。気になる方は、デイサービス合同レク「缶積みゲーム」の実際の様子もぜひご覧ください!
【関連記事】【取材レポ】溢れる熱気と笑顔。白ゆり札幌地区デイサービス合同レクに密着!
ホワイトボードレクを実施する時に気をつけたいこと

ホワイトボードを使ったレクは視覚的・認知的に刺激を与え、集団で同じテーマを共有することで孤独感を減らすことにつながります。
ただ実施する上ではいくつかのポイントがあり、ここを外すとレク自体が利用者様に喜ばれない可能性も出てきます。
どこに気をつければ良いのかを解説します。
文字を大きく、はっきりと書く
高齢者の方は視力が低下している方が多いので、文字を書くときは「大きく、はっきりと」分かりやすくします。
利用者様がきちんと文字を認識できるところにホワイトボードを置き、試しに文字を書いてみて「この大きさで見えますか?」と利用者様に聞いてみるのも良いでしょう。
使うペンの色は黒や青、赤色が分かりやすいようです。
黄色や薄い色は認識しづらい場合があるので、文字を書くときは注意しましょう(明るい色は絵に着色するときに有効です)。
また、視覚障害がある方にも伝わりやすいように言葉で説明します。
利用者様の特徴に合ったものにする
レク全般にいえることですが、利用者様の身体・認知機能などに合ったテーマで行うことが大切です。
手指の動きに制限がある方に文字を書かせたり、認知症のために判断・思考能力が衰えている場合に難しい問題を出したりすることはストレスにつながります。
あくまで「楽しく、参加意欲が高まる」ことを目的にテーマ選定をしましょう。
とはいえ全員が同じテーマで楽しめるようなプログラムを考えるのも大変です。
もし「グルーピング」ができるのであれば、似ている状態・特徴を持った利用者様で2つか3つのグループをつくり、そこに職員がついてレクをおこないます。
この場合は職員の人員、レクの備品もそれなりに準備しないといけません。
グルーピングが難しい場合は、1つのホワイトボード、1つのテーマに対して「職員がヒントやサポートをする量を増やす」「できる利用者様を先生(出題者)にする」「個人で答えるより、チーム制で答えることで負担を減らす」などの方法があります。
大きな声で話す
高齢者の方は視覚だけでなく聴覚の低下がみられやすくなります。
「相手にどうしたら伝わるのか」を考えながら、コミュニケーションをとっていきます。
大きく、ゆっくりと話すことで伝わることが多いですが、ここでもポイントがあります。
- 大きな声でも威圧感を与えないように、穏やかなトーンや笑顔をセットにする
- 高い声と低い声と、どちらが伝わりやすいのかを確認する
- なるべくシンプルな表現や言い回しにする
- 聴覚障害のある方にも分かりやすいように、ジェスチャーやイラストなども加える
コロナ禍になり、マスクをしている現場が多いことと思います。
口元が見えないためになかなか言葉が伝わりづらい苦労もあるかもしれません。
広い介護施設などでは、マイクを使うほうが有効です。
意識して雰囲気づくりをする
「レクは、ただプログラムを提供するだけが仕事ではない」ことは、現場の職員の方であれば感じていると思います。
職員自身が「良い雰囲気をつくろう」という意識をすることで、同じプログラムでも楽しさや利用者様の満足度が変わってきます。
司会(進行役)はポジティブな雰囲気を忘れずに
ホワイトボードを使うレクでは、クイズなど「間違える可能性のあるもの」があります。
たとえ利用者様が答えを間違えたとしても、それを茶化したり責めたりすることをせず、「実は自分も分かりませんでした!」「次、行ってみましょう」など明るく進行すると良いでしょう。
レクは脳トレ的な側面もありますが「テスト」ではなく「楽しむためのもの」であるという前提でおこないます。
失敗しても良いという空気を出すための声掛け、態度を繰り返すと利用者様の不安や緊張を和らげ、発言の量が増えてくると思います。
その結果、全体の雰囲気がポジティブなものになり安心感も生まれるでしょう。
環境に「演出」をもたせる
レクをするときは「会場のレイアウト」にも留意しましょう。
レイアウトは「ホワイトボードをどこに置くか」「利用者様の座席はどういう配置にするか」「職員の配置はどうするか(有効にケアや見守りをするため)」などです。
その他、季節の飾りつけや可愛い動物のイラストなどをホワイトボードに貼ったり、テーマや雰囲気に応じたBGMを流すことも「演出」になります。
こうして「環境」を整えることでその空間が「非日常」となります。
特に季節をモチーフにした環境設定をすることは、認知症を患っていて「今がいつか分からない」という利用者様に対する療法(リアリティ・オリエンテーション)にもつながります。
なるべく誰も置いていかない
レクをすることで、逆に「参加できない」という孤立感や自信喪失を与えてしまうこともあります。
「自分はここにいて良いんだ」という安心感を利用者様が持てるような雰囲気をつくるためには「なるべく誰も置いていかない」という意識を職員が持つことです。
全体でレクをやっているときでも、発言が多い方と少ない方がいると思います。
発言が少ない方に対して個別に声を掛ける・お名前を呼ぶ・答えを促すことも大切です。
ただ、答えが分からないから黙っている、性格的にシャイであり、場に参加しているだけで満足という方もいるので見極めは必要です。
無理に発言を促して、恥ずかしい思いをさせてしまっては逆効果になりかねません。
ここでのポイントは「発言したいけど決まった人ばかりが目立っている」と利用者様が感じないように全体のバランスを見て進行していく、ということです。
まとめ
ホワイトボードを使ったレクは、以下のメリットがあります。
- 準備や後片付けが簡単で、低コストでできる
- 利用者様の表情が確認しやすく、コミュニケーションがとりやすい
- 集中力が高まり、脳トレにもなる
- 皆で同じテーマに取り組んだり思い出を語り合うことで孤独感が減る
楽しい雰囲気を出しながら行えるホワイトボードレクを、ぜひやってみてくださいね。
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白ゆり介護メディア編集部
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