介護の転職
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未経験・無資格でも介護職に転職できる?働ける理由や入職後の流れ、職場選びのポイント

介護の仕事に興味があっても、「経験も資格もない自分を採用してくれるのだろうか」と不安に思うかもしれません。実際には、多くの介護職員が未経験・無資格から働き始めています。
入職後は、研修やOJTを通して介護に必要な知識や技術を身につけながら、少しずつ仕事を覚えていきます。未経験から介護職を目指すなら、仕事内容だけでなく、教育体制や資格取得支援制度など、安心して働き始められる環境が整っている職場かどうかを確認することも大切です。
本記事では、未経験から介護職を目指す方が不安に感じやすい部分や対処法、職場ごとの働き方の違い、キャリアアップの道筋などを解説しています。
実際に未経験から介護職へ転職した方の体験談も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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未経験・無資格でも介護職へ転職できる
「未経験や無資格でも、介護職に転職できるのだろうか」と不安に感じる方もいるでしょう。介護職は、未経験・無資格からでも転職を目指すことができます。
ここでは、介護人材の確保が求められている背景や、無資格でも担当できる仕事、研修・OJTなどの教育体制について解説します。「経験がない」「資格がない」「知識や技術がない」といった不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
介護人材の需要が高く、異業種から転職している人もいる
介護業界では人材の需要が高く、異業種から介護職へ転職している人もいます。
厚生労働省「介護人材確保の現状について」によると、2024年度における介護関係職種の有効求人倍率は4.08倍で、全職業の1.14倍を上回っています。
また、公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度介護労働実態調査結果の概要について」によると、介護職員・訪問介護員で、直前の仕事が「介護・福祉・医療関係以外」だった人のうち、これまで介護関係の仕事を経験したことがない人が約85%を占めています。
このように、介護職には異業種から転職し、介護の仕事を初めて経験する人も多くいます。介護職は、介護の仕事が初めての方でも目指しやすい職種といえるでしょう。
参考:公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度介護労働実態調査結果の概要について」 P19
参考: 厚生労働省「介護人材確保の現状について」 P4、6
無資格から始められる介護の仕事がある
訪問介護で訪問介護員として介護サービスを提供するには、介護職員初任者研修の修了などが必要です。
しかし、特別養護老人ホーム(特養)や有料老人ホーム、デイサービスなどでは、無資格でも働き始めることが可能です。食事の準備や配膳、清掃、利用者様とのコミュニケーションなどは、資格に関係なく行えます。
ただし、介護に直接携わる医療・福祉関係の資格を持たない職員は、採用後1年以内に「認知症介護基礎研修」を受講する必要があります。
このように、介護職は働く場所や仕事内容によっては、無資格からでも始めやすい職種といえるでしょう。
参考:厚生労働省職業情報提供サイトjob tag「訪問介護員」
参考:厚生労働省老健局「介護保険最新情報 Vol.1376 令和7年4月18日」
研修やOJTで入職後に仕事を学べる職場もある
介助の方法は利用者様お一人おひとりの身体状況によって異なり、事業所ごとのルールにも違いがあります。そのため、経験者であっても一定期間の研修やOJTを受けるのが一般的です。
研修内容や期間などは、職場の方針や新人職員の習熟度によって異なります。未経験者を募集している職場であれば、事前に研修スケジュールを設定していることも多くみられます。
教育体制が整っていて、OJTの進め方などを丁寧に説明してくれるところであれば、未経験者も安心して働けるでしょう。
未経験者が入職後に仕事を覚えるまでの流れ

未経験で介護職に入職した場合、最初からすべての業務を任されるわけではありません。仕事を覚える順番や内容は、事業所の方針や本人の経験、習熟度などによって異なります。ここでは、入職後に仕事を覚えていく一般的な流れを紹介します。
利用者様の情報や1日の仕事の流れを覚える
まずは、利用者様の顔と名前を覚えるところから始まります。さらに、その方の病歴、身体状況、生活歴、性格、価値観、どの程度の介助が必要かといった情報を確認します。お一人おひとりに適した介助を行うには、利用者様の情報が欠かせません。
あわせて、1日の仕事の流れも教わります。業務全体の流れが見えてくると、それぞれの業務がどのようにつながっているか理解しやすくなります。
先輩職員の仕事を見ながら関わり方や介助方法を学ぶ
先輩職員の介助方法や声掛けの仕方などを観察します。合間に注意点などがあれば説明を受けます。
教わる際には介助の手順だけでなく、利用者様によって介助方法が異なる点にも注目しましょう。身体状況などの違いが介助方法の違いにつながっていることを理解できると、応用が利きやすくなります。
先輩職員の指導のもとで介護業務を実践する
手順や注意点を確認したら、先輩職員の見守りのもとで実際に介助を行います。最初は緊張するかもしれません。しかし、判断に迷ったときに確認したり、危険な場面では助けてもらったりできます。
未経験者が一度ですべてを覚えるのは難しいでしょう。「今日は声掛けを意識しよう」など、課題を小さくして繰り返し行うことで、少しずつ上達を目指せます。
習熟度に応じて担当する仕事の幅を広げる
基本的な業務に慣れてきたら、少しずつ対応する利用者様を増やします。
たとえば入浴介助では、見守りや一部介助の方から担当し、次第により多くの介助を必要とする方や特殊浴槽での入浴などを覚えていきます。
早出・日勤・遅出など、複数の勤務形態がある職場では、それぞれの業務を順番に覚えていくことになるでしょう。
すべての業務を覚えるのは大変ですが、応用力が身に付くことで最初よりも短期間で覚えられるようになっていきます。
未経験から介護職に転職するときによくある不安と対処法
未経験の仕事に就くときは、誰しも少なからず不安を感じることでしょう。しかし、不安が大きくなりすぎると精神的な負担や緊張から、些細なミスにつながりかねません。
ここでは、未経験から介護職に転職した方が不安に感じやすい部分と対処法について解説します。
仕事を覚えられるか不安
介護現場は覚えることがたくさんあり、未経験の方が不安を感じやすい点の一つです。利用者様の情報や介助方法、記録の仕方、1日の流れ、物品の場所、職場のルールなど、一度に覚えようとするとかえって混乱しやすくなります。
教わった内容をメモに取り、勤務後や出勤前に見返せるようにしておきましょう。利用者様ごとの注意点と職場のルールは分けて整理しておくと、確認がしやすくなります。
また、わからないことをそのままにせず、先輩職員に確認することも大切です。
ミスや失敗をしないか不安
自身のミスで利用者様に危険が及ばないか、不安に感じる方もいるでしょう。
しかし、不安に思うのは未熟なだけとは限りません。ベテランの職員でも、移乗や入浴の介助では事故が起こらないよう集中して業務を行います。事故のリスクを考え慎重に介助を行うからこそ、不安を感じることもあります。
それでも不安な場合は、最初から完璧を目指さず、一つひとつ確実に達成できるようにしてみましょう。
利用者様とうまくコミュニケーションを取れるか不安
介護の経験がないと、利用者様と何を話したらよいか戸惑うかもしれません。
介護現場では、上手に話すこと以上に相手の話に耳を傾ける姿勢が大切です。利用者様の話を引き出したり、傾聴したり、意図を汲み取ったりすることが求められます。
うまく話すことより、まずは利用者様に関心を持ち、じっくり話を聞くことを意識してみると良いでしょう。
体力に自信がなくても続けられるか不安
利用者様を抱えるなど、介護職は力仕事のイメージがあるかもしれません。 しかし実際には、華奢で身体の小さい方も業務を行っています。
むしろ、筋力よりも大切なのは身体の使い方です。身体全体を上手に使って介助するボディメカニクスの原理を用いることで、負担を抑えて介助ができるようになります。
ただ、肉体的な負担がまったくないわけではありません。ストレッチなどで日頃から身体をケアすることも大切です。
排泄介助や入浴介助に対応できるか不安
未経験から介護職を経験する場合、おむつ交換や入浴の介助に不安を感じるかもしれません。技術だけでなく、羞恥心への配慮も必要になります。
おむつ交換や入浴介助は、ただ清潔にすることだけが目的ではありません。濡れたパッドの不快感を取り除いたり、温かいお湯に浸かってリラックスしていただいたりすることで、利用者様から感謝の言葉を頂くことも多い介助です。大変なだけでなく、介護のやりがいも感じられることでしょう。
夜勤を担当できるか不安
いきなり一人で夜勤を任されることはありません。日中の業務に慣れてから、先輩職員と一緒に夜勤に入り、業務の流れや夜間の対応方法を覚えていく職場もあります。
夜勤のOJTを重ね、業務の流れや利用者様への対応を身につけたうえで、一人で夜勤を担当するようになります。夜勤を始める時期や一人立ちまでの期間は、事業所の方針や本人の習熟度によって異なります。
夜勤に不安がある場合は、応募前や入職時に、夜勤を始める時期や研修体制、一人立ちまでの流れを確認しておくとよいでしょう。
それでも夜勤がつらい、家庭の事情などで夜勤そのものが難しい場合は、デイサービスのような日勤中心で働ける職場を探す方法もあります。
人間関係や職場になじめるか不安
利用者様やご家族様との関係も大切ですが、職員同士の人間関係に不安を感じている方も多くみられます。特に、わからないことをすぐに聞ける人がいるかどうかで、働きやすさは大きく変わります。
不安であれば、入職前に職場見学ができるか尋ねてみましょう。職場の雰囲気や職員同士が声をかけ合っている様子など、求人情報だけではわからない部分を知ることができます。
介護職の主な職場と働き方の違い

介護職が働く施設、事業所にはさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なり、業務内容や働き方も変わります。経験者、未経験者に限らず、職場選びは働き方を大きく左右する要因です。
ここでは、代表的な職場とその特徴や働き方を以下にまとめたので参考にしてください。
| 職場・サービスの種類 | どんな人が利用する? | 主な仕事内容 | 働き方の特徴 | 夜勤 | 未経験者が確認したいポイント |
| 特別養護老人ホーム(特養) | 日常生活で常時介護を必要とする高齢者。入所は原則として要介護3以上 | 食事・入浴・排泄などの身体介護、生活支援など | 介護の必要性が高い方が多く、日常生活を継続的にサポートする | あり | OJTの期間、介助量、夜勤の人員配置 |
| 介護老人保健施設(老健) | 病状が安定し、リハビリや介護を必要とする要介護1以上の高齢者 | 身体介護、生活支援、リハビリのサポートなど | 在宅復帰を目指す方が多く、医師・看護師・リハビリ職など多職種と連携する | あり | 他職種との役割分担、夜勤の人員配置 |
| 介護付き有料老人ホーム | 介護や生活支援を必要とする高齢者など | 食事・入浴・排泄などの身体介護、生活支援など | 施設によって入居者の介護度やサービス内容が異なる | あり | 平均介護度、職員の配置、研修制度 |
| 住宅型有料老人ホーム | 食事や生活支援などを必要とする高齢者など | 生活支援、見守りなど。介護サービスは外部の訪問介護事業所などが提供する場合がある | 施設によって職員の仕事内容や、外部の介護サービスとの連携方法が異なる | 施設によって異なる | 介護業務の範囲、夜勤の有無、併設する介護事業所の有無 |
| サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 高齢者向けの住まいを必要とする方。自立している方から介護が必要な方まで | 安否確認、生活相談、生活支援など。必要に応じて外部の介護サービスを利用する場合もある | 住宅としての性格が強く、提供される介護・生活支援サービスは住宅によって異なる | 施設によって異なる | 介護業務の有無、夜勤の内容、自費サービスの内容 |
| グループホーム | 認知症の高齢者 | 食事・入浴・排泄などの介助、生活支援、見守りなど | 1ユニット5~9人の少人数で、家庭に近い環境で生活を支援する | あり | 認知症ケアの研修、夜勤の人員配置、センサーなどの使用状況 |
| ショートステイ(短期入所生活介護) | 自宅で生活する高齢者。家族の介護負担軽減や、一時的に在宅での生活が難しい場合などに利用 | 食事・入浴・排泄などの身体介護、生活支援、レクリエーションなど | 数日~数週間程度の短期間で利用する方が多く、利用者の入れ替わりがある | あり | 利用者の入れ替わりの頻度、夜勤の人員配置、送迎業務の有無 |
| デイサービス(通所介護) | 自宅で生活しながら、日中に介護サービスを利用する方 | 食事・入浴などの介助、機能訓練のサポート、レクリエーション、送迎など | 日帰りで利用するため、基本的に夜勤はない | 原則なし | 利用時間、送迎の有無、入浴介助の件数 |
| 訪問介護 | 自宅で生活し、訪問による介護を必要とする方 | 身体介護、生活援助など | 利用者の自宅を訪問して、必要な介護や生活援助を行う。利用者ごとに仕事内容や住環境が異なる | 原則なし※ | 1日の訪問件数、同行研修の有無、資格取得支援 |
※訪問介護には、夜間・早朝に対応する事業所もあります。また、訪問介護員として介護保険サービスを提供するには、業務内容に応じた研修・資格要件があります。
入居・入所・短期入所系サービスの働き方
施設で生活している利用者様の介護や生活支援などを行います。24時間体制で生活を支えるため、夜勤業務も行うのが一般的です。
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)、グループホームなどのほか、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など、さまざまな種類があります。
ショートステイでは、利用者様に短期間施設に宿泊していただき、食事や入浴、排せつなどの介助や生活支援を行います。短期間の利用が中心となるため、さまざまな利用者様と関わる機会があります。
住宅型有料老人ホームやサ高住は、介護が必要な方だけでなく、必要な支援を受けながら生活する高齢者向けの「住まい」としての側面があります。施設によって提供するサービスや職員の配置、利用者様の状態などが異なるため、未経験から働く場合は、具体的な仕事内容や介助の内容、研修・OJTの有無などを確認すると良いでしょう。
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通所系サービスの働き方
デイサービスでは、自宅で生活をされている利用者様を施設に送り迎えし、入浴や食事、レクリエーション、機能訓練などのサービスを提供します。利用者様との交流やレクリエーションを楽しみたい方に向いている職場です。
基本的に夜勤はありませんが、宿泊サービスも行う事業所では夜勤を務めることもあります。送迎も担当する場合は、普通自動車運転免許が必要になるため、求人内容をよく確認しましょう。
訪問系サービスの働き方
利用者様の自宅を訪問し、入浴やトイレ介助などの身体介護、掃除や洗濯、調理などの生活援助を行います。
訪問介護員はヘルパーとも呼ばれ、登録制のヘルパーであれば働ける時間帯の利用のみを担当することも可能です。1対1でのケアを基本としており、利用者様とじっくり関わりたい方に向いています。
無資格では訪問介護員として働けないため、資格取得支援制度を利用できる職場を選ぶ必要があります。
介護職に向いている人の特徴
介護職員にはさまざまなタイプの人がいます。レクリエーションが得意な人や、聞き上手でじっくりと関わるのが得意な人など、それぞれの強みを活かして利用者様と接しています。
その中でも、以下のような人は介護職に向いているといえるでしょう。
誰かを支えることにやりがいを感じる人
介護は利用者様の日常を支える仕事です。できない部分を補い、できることを大切にしながら、利用者様にとって快適でその方らしい生活の実現を目指します。
食事をする、着替える、お風呂に入る、会話するなど、普段の生活を支えることにやりがいを感じられる方は、介護の仕事に向いているといえるでしょう。
相手の話を聞き、小さな変化に気づける人
利用者様は複数の疾患を抱えていることもあり、環境の変化や体調不良が大きな影響を及ぼすおそれがあります。また、認知症などによって心身の状態を正確に伝えることができない場合も多くみられます。
そのため、利用者様の小さな変化にも気づける人が向いているといえるでしょう。観察力や医療の知識も必要ですが、普段の様子を知る姿勢や利用者様の話を丁寧に聞くことも、介護を行ううえでの大切な資質です。
チームで情報を共有しながら働ける人
実際のケアの現場では1対1で対応する場面も多いですが、介護は一人で完結するものではありません。介護職員同士はもちろん、看護師やリハビリ職、ケアマネジャーなど、さまざまな職種間で情報を共有しながら支援を行います。
自身が気づいたことを周囲に伝えたり、困ったときは相談したりすることも業務の一環です。チームで協力してケアを行える方は、介護現場でも十分に活躍できることでしょう。
わからないことを学び続けられる人
介護職を長く続けていても、知らない疾患や薬の名前、初めて使用する福祉用具などに出会うことがあります。未経験であれば、なおさらわからないことも多くなります。
自分で調べたり、ほかの職員に相談したりして、学び続ける姿勢が大切です。わからないままに業務を進めるより、早い段階で確認するほうが、利用者様の安全な暮らしにも自身の成長にもつながります。
気持ちの切り替えが上手な人
オンとオフを上手に切り替えられる人は、ストレスをコントロールして長く働くことができるでしょう。仕事の疲れやストレスを勤務後まで引きずってしまうと、心身が休まらず疲弊してしまいます。
業務が終われば気持ちを切り替えてプライベートを楽しむことも大切です。休日は趣味や友人との交流など、自分がリラックスできる時間を過ごすことで、仕事とプライベートのメリハリをつけられます。自分なりのリフレッシュ方法を持っておくと良いでしょう。
未経験から介護職を目指すメリットややりがい

未経験から介護の仕事を始めるといっても、前職での経験が無駄になるわけではありません。むしろ、たくさんの経験を重ねてきた人が輝きやすい職場でもあります。最初は学ぶべきことも多いと思いますが、利用者様に直接感謝の言葉を頂くことで、やりがいを感じられるでしょう。
ここでは、未経験から介護職を目指すメリットややりがいについて解説します。
接客・営業・事務など他業種の経験を活かせる
利用者様と接する機会の多い介護現場では、接客や営業などで培った対人スキルを活かすことができます。たとえば、事務職で来客や電話対応を経験してきた方であれば、そこで身につけた言葉遣いや応対の経験を利用者様やご家族様とのやり取りに活かせる場面もあるでしょう。 また、介護ではチーム連携が重要になるため、報連相ができる人が重宝されます。情報共有や役割分担など、これまでの仕事で得たチームワークの経験は大きなスキルになります。
利用者様の生活を支える実感を得られる
介護の仕事は、利用者様の暮らしに直結しています。自身の働きで安心感を提供できたり、体調不良時の対応をしたりすることで、誰かの役に立てることのやりがいを感じられるでしょう。
最も身近でお世話をする介護職だからこそ、利用者様の変化に気づき、生活の質の向上に貢献していることを実感できます。
働きながら知識や技術を身に付けられる
経験を積み重ねることで、自然に知識や技術が身に付けられます。
新しい利用者様と出会うたびに、疾患の特徴や関わり方、介助の方法などを学べる機会になります。
実務経験を通じてノウハウが蓄積され、担当できる仕事が増えるとともに、キャリアアップも目指せることでしょう。そのためにも、学び続ける姿勢が大切です。
未経験者が知っておきたい介護の資格・研修とキャリア
ここでは、未経験・無資格から介護職を目指す人が知っておきたい研修や資格について紹介します。無資格で働く場合に必要となる研修から、介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士まで、それぞれの特徴や取得のタイミングを解説します。
さらに、介護福祉士を取得した後に目指せるキャリアについても紹介します。
無資格者が対象の認知症介護基礎研修
医療・福祉関係の資格を持たずに直接介護に携わる職員を採用した事業者は、原則として1年以内に認知症介護基礎研修を受講させる義務があります。これは、3年の猶予期間を経て2024年4月から完全義務化されたものです。
研修では、認知症介護の理念や基礎知識、支援方法などを学びます。受講は原則eラーニングで行い、150分の動画視聴と確認テストの合格によって修了証が得られます。
ただし、訪問介護員として働く場合は、初任者研修などの修了が必要です。
参考:厚生労働省老健局「介護保険最新情報 Vol.1376 令和7年4月18日」
介護の基礎を学べる介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護関連の資格の中でも入門的な位置づけとなる研修です。介護の基本や認知症の知識、老化や障害についての理解、コミュニケーション技術、基礎的な介助技術の演習など、130時間のカリキュラムと修了試験の合格によって修了となります。
前述の通り、初任者研修の修了などがなければ、訪問介護員として働くことはできません。施設やデイサービスなど、資格不要の職場で働く際にも、介護全般の基礎を身に付けるために受講してもよいでしょう。
実務者研修を経て介護福祉士を目指す実務経験ルート
介護福祉士を目指す場合は、主に以下のルートから受験資格を得る必要があります。
・養成施設や福祉系高校などで指定科目を履修するルート
・実務者研修の修了と、3年以上の従業期間かつ540日以上の従事日数を満たす実務経験ルート
・EPA(経済連携協定)に基づく介護福祉士候補者として実務経験を積むルート
社会人が目指す場合は、実務経験ルートが一般的です。実務者研修では、初任者研修より専門的な知識や技術、喀痰吸引・経管栄養などを学びます。
介護福祉士の試験は年1回のため、3年以上の実務経験をいつ得られるか、あらかじめ確認しておきましょう。
経験や資格を活かした主なキャリア
介護福祉士を取得したあとも経験を重ねることで、現場の介護リーダーやケアマネジャー、管理者への道もひらけます。このうち、ケアマネジャーは介護支援専門員の資格が必要です。
介護福祉士などの国家資格を取得後、資格に基づいた実務経験を5年以上積み重ねることによって受験資格が得られます。
将来的にリーダーや管理者、ケアマネジャーなどを目指す場合は、チームマネジメントや介護保険制度などについても少しずつ学んでおくとよいでしょう。
未経験者が応募前に確認したい職場選びのポイント
未経験でも働き始めることは可能ですが、実際の研修制度やOJTの内容、資格取得支援の制度、職場の雰囲気などは事前に確認が必要です 。
入職後のミスマッチを防ぐためにも、以下の点を考慮して職場を選ぶとよいでしょう。
未経験者の研修内容やOJTの進め方を確認する
初めて介護職に就く場合は、なるべく研修期間やOJT期間が長く、丁寧に教えてくれる事業所を選ぶ方がよいでしょう。また、入職後の研修スケジュールが明確に設定されていると、心の準備もしやすくなります。
面接時などに、研修の大まかな期間やOJTの進め方、独り立ちの判断基準などについて尋ねてみましょう。口コミの情報や、すでに知り合いが働いているなどがあればその情報も参考にすることができます。
教育担当者や困ったときの相談先を確認する
事業所によっては、メンターやチューター、プリセプターなどの名称で、教育担当の先輩職員がマンツーマンで指導にあたっていることがあります。
業務についてわからないことがあったときに、誰に質問すればよいかが明確になっていると、新人職員は安心して働けるでしょう。
困ったときに親身になって話を聞いてもらえる職場かどうかの判断も必要です。
資格取得支援制度の対象と条件を確認する
働きながら資格取得を目指すのであれば、資格取得支援制度についても確認しておきたいところです。
支援の内容は職場によってさまざまです。受講費用の一部、または全額を負担してくれるところや、受講日が勤務扱いになるところもあります。
ただし、一定期間の勤続などが条件になっていることもあるため、内容については確認が必要です。求人情報だけではわからない場合は、法人の採用ページや福利厚生のページを調べたり、面接時に聞いてみたりしましょう。
夜勤開始時期と独り立ちまでの流れを確認する
多くの施設では夜勤業務があります。夜勤は生活リズムに影響するため、家庭の事情などですぐには入れない場合や、月に2〜3回しか入れないなどの条件は入職前に提示しておきましょう。
夜勤開始までの期間や独り立ちまでの期間は、施設の方針や本人の習熟度によっても異なるため一概にはいえません。先輩職員と一緒に入る夜勤のトレーニング回数についても、職場によって異なります。不安が残る場合はトレーニングを延長できるかも確認しておきましょう。
職場見学で職員の様子や雰囲気を確認する
可能であれば、入職前に職場見学をしてみましょう。職員同士が明るくあいさつを交わしているか、笑顔で働いているか、利用者様への声かけが丁寧かなどについて確認できる機会です。
施設内の清潔さや記録に使用する媒体の種類など、実際に働くうえでの環境を知ることもできます。
初めて介護職に就く場合、職場の雰囲気は特に重要です。職場見学を通して雰囲気や働く環境を確認し、安心して入職できるようにしましょう。
未経験から介護職に転職した先輩職員の体験談

未経験から介護職への転職を考えていると、「本当に自分にもできるのだろうか」「入職後はどうやって仕事を覚えるのだろう」と不安に感じる方もいるでしょう。
ここでは、異業種から介護職へ転職した職員や、未経験から仕事を覚えていった職員、働きながら資格を取得した職員の体験談をご紹介します。
異業種から介護職へ転職した職員
時計部品の製造工場から介護職へ転職したS・Sさん。介護とは異なる仕事からの転職でしたが、現在は介護付き有料老人ホームで主任補佐として働いています。
祖父の認知症をきっかけに介護の仕事に興味を持ち、製造工場で働きながら初任者研修を受講しました。仕事と学習を両立しながら介護について学び、少しずつできることを増やしていったそうです。
▶製造工場から介護職へ転職したS・Sさんのインタビューはこちら
未経験から仕事を覚えた職員
アパレル業界から介護職へ転職したK・Iさんは、介護未経験で特別養護老人ホームに入職しました。入社当初は身体介助に苦労しましたが、先輩職員から介助方法や道具の使い方を教わりながら少しずつ仕事を習得。入社後3か月ほどは先輩がつき、夜勤も半年ごろからOJTでスタートしました。本人のペースに合わせたOJT期間があったことも、安心して仕事を覚えることにつながったそうです。
▶アパレル業界から介護職へ転職したK・Iさんのインタビューはこちら
働きながら資格を取得した職員
訪問歯科助手から介護職へ転職したR・Nさんは働きながら実務者研修を取得し、その後、介護福祉士の資格も取得。現在はショートステイで生活相談員として働いています。仕事と資格取得の両立は大変だったものの、「将来は生活相談員に挑戦したい」という目標を持って学び続けたことで、介護職から次のキャリアへ進むことができました。
▶訪問歯科助手から介護職へ転職し、資格取得に挑戦したR・Nさんのインタビューはこちら
白ゆりでは未経験からどのように仕事を身につける?
実際に未経験から介護職へ転職した職員の体験談からも分かるように、介護の仕事は入職後に学びながら身に付けていくことができます。では、白ゆりでは未経験から介護職を始める方に、どのようなサポートを行っているのでしょうか。ここでは、白ゆりの資格取得支援や研修制度について紹介します。
働きながら資格取得を目指せるサポート制度
実務者研修は、北海道の場合、無資格の方で約10~15万円、初任者研修を修了している方で約6~11万円程度の費用がかかります。白ゆりグループでは、介護福祉士を目指すために必要なその受講料を全額会社が負担しています。介護職として働きながら、必要な知識や技術を身につけ、資格取得を目指すことができます。さらに、実務者研修の取得後も、介護福祉士の資格取得に向けたサポートや、資格取得後の資格手当など、その先のキャリアアップも応援しています。
入職後も学び続けられる研修制度
介護の仕事では、入職時に基本的な業務を覚えるだけでなく、経験を積みながら知識や技術を身に付けていくことも大切です。白ゆりでは、入職後も介護に必要な知識や技術を学べる研修を行っています。未経験の方だけでなく、経験を積んだ後にさらに知識を深めたい方も、継続して学べる環境を整えています。
未経験・無資格の挑戦大歓迎!白ゆりで介護の仕事を始めてみませんか?
「未経験だけど介護の仕事を始めてみたい」「働きながら資格を取得したい」「研修やOJTがある職場で安心して仕事を覚えたい」そんな方は、白ゆりの求人情報もぜひご覧ください。
まとめ
介護職は未経験からでも始めることができます。教育体制やOJTで働きながら知識、技術の習得ができ、資格の取得などでさらなるキャリアアップも図れます。
ただ、未経験でもできるといっても、決して簡単な仕事ではありません。最初は慣れない業務に戸惑いを感じることもあるでしょう。しかし、それぞれの強みを活かして業務に取り組む中で、介護ならではのやりがいを感じることができると思います。
未経験からの職場選びは重要です。求人内容だけでなく、ホームページや実際の職場にも足を運び、時間をかけて理想の働き方を検討してみてください。
介護の仕事を探すなら、白ゆりグループへ!
白ゆりグループは、北海道(札幌市・函館市・長沼町)で介護施設を運営しています。「転職を考えている」「もっと働きやすい環境を探している」という方は、まずは職場見学だけでも大歓迎です。実際の施設の雰囲気を見ながら、気になることを質問し、不安を解消してから応募をご検討いただけます。
職場見学にお越しの方全員にQUOカード1,000円分プレゼント!
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※ プレゼントはお一人様1回限りです(複数施設をご見学いただいた場合も1回のみ)。
※ 紹介会社経由でお申し込みの方は対象外となります。
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白ゆり介護メディア編集部
いかに白ゆりの魅力を伝えるかを常日頃考えている介護メディア担当です。
白ゆりの魅力と一緒に、介護職の皆さんのプラスになる知識やお悩みの解決につながる情報も発信しています。